ルーターテーブルの作り方

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最終更新日:
2008年3月19日(水)
16:39
 
 
11340
本日の日付:
2017年9月23日(土)
3:47

ルーターテーブルの作り方

 


ルータービット、ルーター(あるいはトリマー)を購入されましたら、下記のようなルーターテーブルを作ると、きれいにフィンガーネールを入れることができます。

 

ステップ1:ルーター台にルーターを取り付ける
写真1のように、板材に穴をあけ、ルーターを取り付けます。固定用の透明なプラスチックの台はルーターを購入するとついてきます。ここでの注意点は、板材の厚みです。厚いとビットの刃が上まで出ません。 ルータービットをルーターに取り付け、固定用の台をつけると、(この例では、14mm厚の板材を使っています)ルータービットの刃が板の上にやっとでる(シャンクの半分くらいをルーターにかませて)程度です。ルーターシャンクは、半分以上をルーター締め付け部に固定できるようにしてください。
高回転(約3万回転)ですから、しっかりと固定してください。板材の厚みは、強度も考慮すると、10mm〜14mm厚が限度です。

 


写真1:ルーターの取り付け
ステップ2:ガイドの取り付け
写真2のように、材を横に滑らせるためのガイドを取り付けます。ガイド材中心部にルータービットが入る半円形(四角くても良い)の穴を空けます。ガイドは可動式にしてあります。ガイド材に2つボルト穴をあけます。 ルーター台の板材の相当位置にも穴を空けます。
ルーター台の一方の穴(写真左)は、ガイド材と同じ穴径です。 もう一方の穴は、ガイド材が他方の穴を中心にして円弧を描けるように、長い穴を空けます。両穴に、穴と同径のボルトを通し、蝶ナットを取り付け可動式に動くことを確認します。
可動式にする理由は、ルータービットの刃は切削材に対して直角に当たり、約3万回転で、切削材をこそげ落すわけで(切るわけではない)、一個所にビットを当てていたり、一気に深くけずろうとすると、切削材が焦げてしまいます。この、可動式ガイドは、一回に削る厚みを制御するためです。すこしづつ薄くけずっていくと、焦げることも防げますし、ルーターやルータービットへの負担もかるくすむので、スムーズに削れます。
操作方法は、可動側の蝶ネジをゆるめ、刃の出具合を切削材に少しだけ当たるようにみてから
再び蝶ネジをしめます。そこに鉛筆でマークを入れておくと次回の設定が楽になります。切削後、蝶ネジをゆるめ、次に削る厚み分、ガイドをずらします。かくして、目的の深さまで、繰り返します。だいたい3回くらいにわけてけずるとちょうどいい感じです。丸棒を削る深さは、リールフットの厚みを目安にして決めます。通常1〜2mmです。
ここでの要点は、ガイドの側面に、ルータービットの刃のセンター位置をマークしておくことです。
この段階で、実際にビットをルーターに装着して、穴から、ルーターを出してみます。
板材の厚みに注意がいることがここで分かります。ルータービットのシャンクを半分以上チャックにくわえさせた上で、ビットの刃全体が台より上にでていなければなりません。この点が確認できたら、ビットの刃のセンターの高さで、ガイドの側面に直線をマークしておきます。こうしておくと、ビットを取り替える時に、ビットのセンターがあっているかどうかを調べやすくなります。また、切削材を保持具にセットしたとき、材のセンターもこれにあっているかを調べやすくなります。異なるサイズのルータービットを使う場合は、一番刃の長いものを前提にして決めます。
このセンターの高さは、削るべき丸棒の最大径の、半径プラス1〜2mmの位置に相当します。

写真2:ガイドの取り付け
ステップ3:保持具の製作と切削
切削材のセンターを常に出せるような切削材の保持具を考案しました。
まず、適当な大きさの角材ブロックを2個用意します。
角材の適当な位置に穴をあけ、ボルトを通し、2つの角材で、穴のあいた切削材(丸棒)を挟み付けて保持するわけです。
穴の位置決めにはいくつかの要素があります。
ステップ2のガイド位置(ビットの刃がどれくらい外にでるか)と、保持具前面の深さ(保持した時に丸棒が角材より後ろ側にくるように)との関係を調整して決定します。深さは、ルーター台の可動式ガイドにより調節できますから、丸棒の最大径のものの半形+1mmくらい、角材前面から引っ込めた位置に穴あけします。(17mm径のフィラーをつくるなら、8.5+1=9.5mm)
次に、高さです。高さは、心棒になるボルトのセンターがステップ2で決めたガイドのセンター線と一致するように決めます。
次に穴の径の大きさを決めます。丸棒の穴径が常に一定なら、同じ大きさの穴をあけ、同径のボルトを使えばよろしい訳ですが、ボルトのネジ部は、シャンク部より径が少し大き目なので、ボルトを通しにくいですね。わたしの場合は、丸棒の穴径が8mmであったり、9mmであったりもしますので、ここも可変式にしました。 通常、8mm径と9mm径の穴を丸棒に空けていると前提します。
写真3の保持具は、6mm径のネジだけ切ってある(頭のついていない)鉄棒を使っています。両側にあるのは、同径の長ナットです。(ホームセンターにあります)
角材の間にあるのは、センター出し金具です。(これが味噌です)
真鍮製で、外側にテーパーをつけた、円錐台形をしています。両端から締付けるとテーパーにより、丸棒が軸センターにセットされます。
中央には、ネジ棒と同じ6mm径の穴を空けてあります。 テーパーは、通常、丸棒に開ける穴(8mm、9mm)を保持できるよう、7mm〜11mmのテーパーを付けます。
センター出し金具の長さと、芯のボルトの長さは、丸棒の通常の長さ(わたしは10cm)と角材の幅を考慮して決めてください。センター出し金具の上についている丸い短い木は、丸棒の端の方をルーターで削る時の安全のための予備材(丸棒の切れ端)です。この遊びが無いと、両端の角材を削ってしまうことになります。また、金具にビットの刃が当たりそうで、精神衛生に良くないため、取り付けます。
このセンター出し金具付き多径式保持具が効果を発揮するためには、フィラーとなる丸棒の穴が、(少なくとも両端部で、)完全なセンターにあいていなければなりません。完全なセンター穴を保証できない方は、むしろ、固定のボルトで保持し、角材に下駄(アクリルの薄い板)をはかせて高さや、奥行きを調整することをお勧めします。

写真3:可動式ルーター台と多径式保持具
ルーター台はしっかりしたものに固定して使います。
ルータービットは高速回転です。
また、回転により反動で保持具が動かされますので怪我をしない様にご注意ください。
くれぐれも、自己の責任において、怪我の無いように操作してください。
ルーター、ルータービット使用時には、かなりの音がでます。周辺の方の迷惑にならにようご注意ください。
 
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