ミシガン釣行記

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最終更新日:
2019年11月3日(日)
13:35
 
 
6154
本日の日付:
2023年10月1日(日)
17:58
Makers Rod 2002
Grayrock 2002
ミシガン釣行記

釣行記

ミシガン州 AuSable River, Manistee River, Rapid River

成田から国際線でシカゴ O'hare空港まで11時間、O'hareからTravers Cityまでが1時間の飛行でした。一回だけの乗り換えなので苦にはなりません。Travers CityからGraylingまで車で約1時間の距離です。
ausablemap.gif (24778 バイト)
右の地図(クリックして大きくしてください)のようにGraylingは右向きにAuSableが流れ、左向きにManisteeが流れる、いわば分水嶺の位置にあります。
分水嶺といっても、広大な土地で、高い山もありませんから、飛行機から見ると平らな土地に見えます。しかし、降り立ってみると結構な高低差があるんでしょう、川はちゃんと流れております。涌き水が源流となっていつも冷たい流れが維持されています。
今回は、AuSable、Manistee、Rapidの3つの川で釣ってきました。 それぞれ特徴のある面白い川です。
日本からの釣行は、結構行きやすくて、釣りやすいところですから、この記事を見て今後多くの釣り人が日本から行くことでしょう。広大な土地ですから、でっかい魚がたくさんおります。他にもたくさんの川がありますから、退屈することはありません。
宿泊
Whispering Pines Resortというキャンプ場のキャビンを数人で借りました。1棟$75で3人でしたから、一人一泊$25という安さ。キッチンには冷蔵庫、ガス台(4連)、シャワー、トイレ付です。下記にて予約できます。買い物はGraylingまで1時間弱。米(ロンググレイン)もラーメンも売ってます。(^^)
http://www.whisperingresort.com
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                                                             朝のManistee
キャビン#4(2棟)  中はこう言う風に   キャビンのすぐ裏を流れています
メンバーは                
Larry Bran(左)       
Cheryl Tiernan(背中)    
Miles Tiernan(向う側)    
Reed Curry(赤い服)     
Olaf Borge(右)        
右上のManisteeの写真は、キャビン#4のすぐ裏にあるデッキ(降りられるようになっている)から撮ったものです。広くて底は川砂で茶色、一見濁っているように見えますが、水はGinクリアーで川底の色が見えているためです。深さはおおむね膝上10cm程度ですから川通しで歩けます。が、所々に深みがあり、ここに大物が潜んでいるんです。水は夏でも冷たいそうです。
日中の釣り − Manistee
日中は主に、15cm〜20cmくらいのブルックがいつもライズしておりました。が、川には倒木がたくさん沈んでおり良いストラクチャーを作っています。下の写真は、デッキでビールを飲みながら椅子に座って大名釣りをして釣ったブラウンです。名前をFreddyとつけました。彼は毎日デッキ脇のストラクチャーにいて、流れてくる虫にライズを繰り返しているのです。
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                    Freddy's home  Chris Bogart               Freddy                   
夜釣り − Manistee
大物釣りは夕まずめであるのは日本と変わりありません。がMatching-The-Hatchが要求されます。
日中は、Maxのヴぁく釣フライは大当たりでしたが、夕方から始まるいろ〜んな虫のハッチに準備しておかないとチャンスを逃すことになります。26番のミッジから季節によっては6番のHexまで・・・私が行ったときには18〜16番の小さ目の明るい色のカディス、や16〜14番のブラウンドレイクが当りでした。1時間置きに違う虫がハッチしたりします。
この辺りは緯度が高く、夕マズメは夜の8時半〜10時です。それでも空はまだ明るいんです。そのころいろんな虫がハッチします。ちょうどそのころに昼のブルッキーから夜のでっかいブラウンへと魚も交代します。ですからブラウンねらいは夕マズメというより、もう夜釣りです。下の写真左は、私を毎晩夜釣りに釣れて行ってくれたロッドメーカー、Chris Bogartです。彼のホームページは有名ですね。
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    ChrisBogart 午後10時頃 Para15の曲がりは設計図通り  
型の良いブラウンがボコボコ
夜も10時を過ぎると空も暗くなってきます。それまでピシャッ、ピシャッというライズの音も、次第に重みを増し、ボコッとか、バシャッとかいう音に変わります。Hexがハッチするときには、ズボッ、ズボッという吸込み音だけが暗闇に聞こえるそうです。暗くなる前にリーダーを3X〜0Xに変更、長さは1mにします。長いとトラブルが起こるだけ。3Xを簡単に切る大物も混ざります。
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夜になるとこんなんがボコボコ
Hexって?
通称Hex、Hexagina Limbataです。フックでいうとドライフライの6番のパラドレイクとか、ぶっといカーフテール・ウィングのスペント等のパターンが売られています。右下の写真の紙はちょうどタバコの箱の大きさですからいかにもお魚から見るとうまそうですよね。あいにく、水温が低く例年より1〜2週間ハッチが遅れるということで、ズボッという音は聞かず終いでしたが、帰る2日前に実物の成虫を見ることが出来ました。ちょうど今ごろやってるんだろな〜、ズボ、ズボ・・・
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帰国2日前にちらほらハッチしたHex     Hexfly   

 

Hex Float  -  AuSableのドリフト・ボート釣り
GraylingにFlyFactory(TroutBumのHP参照)というフライショップ兼カヌー屋さんがあります。Steve Southardという人がオーナーです。カヌーによる川くだり、ドリフト・ボートによるボート釣りのガイドも頼めます。Hexがハッチするころ昼から夜にかけてAuSableを釣り下るのがHex Floatです。
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The FlyFactory  この人がSteve
ドリフトボートとガイドで1日で$220くらいです。下の写真は先頭にMaxが乗り、真中にOlaf Borge(Phenix、TheBaultのSilk Lineを売ってます、今度自分のブランドを出すそうです)、後ろにガイドのSamが乗っているところです。SamはGraylingで一番のガイドで、かつプロのフライタイヤーです。この辺りの川は隅から隅まで知っているそうです。
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Drift Boat       OlafとSam     日中釣れるブルッキー
到着して2日目、まだ時差で朦朧としているところを、Steveの取り計らいでドリフト・ボートに招待されました。最高のガイド、Samをつけてくれたことを後で知りました。なんと、この日は昼の12時から夜の12時までのドリフトです。川の長さが分かるでしょう? それでもほんの一角なんですよ。
日中は、Samが着けてくれるフライをお断りしてMaxのヴぁく釣フライで釣りました。上右くらいのブルッキーばっかりでしたが、投げれば釣れるというヴぁく釣で、Samもあきれておりました。
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名ガイド Sam Surre
暗くなると、先のManisteeと同様、深みやストラクチャー横のブラウンねらいになります。このあたりからSamのフライでないと釣れなくなります。Samはよく知っているんですね。あいにくこの日は、日中暑く,夜になると急に冷え込み、長袖のコットンシャツにウィンドブレーカーでも震えが出るほどの寒さ、ハッチもなく、ブラウンは出ずに終わりました。ちょうど2日目だったので時差解消にはもってこいのつかれ具合でありました。夜のブラウンねらいで、たくさんのボートが途中でアンカーを打ってハッチを待ってました。
Rapid Riverの急流
名前のとおり、Rapid Currentの川でした。一部は川底が石で流れも速く、日本の渓流の雰囲気です。この川は半島の端の方にあるので流程はあまり長くはありませんが、日本式の渓流釣りをしたくなったら行くと良いでしょう。 20cmくらいのブルック、ブラウン、レインボーの混合です。上流に行くと倒木の上に草や枯葉が堆積し複雑な形の土手を構成しています。その下を水が流れていました。穴がたくさんあるので注意がいります。
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Rapid River

 
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