Maxのフライボックス |
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7552 |
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Maxのフライボックス |
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フライ・フィッシングを始めたころ、「フライの雑誌」という雑誌を購読しておりました。 その雑誌には、「隣人のフライボックス」(だったかな)という頁があり、隣の釣り人はどんなフライを使っているのかな?と興味をそそる写真が掲載されておりました。 フライボックスに綺麗に並べられたフライの写真を沢山見たものです。 当初は、フライについて全部知っておきたい、といった興味もあり、ありとあらゆるフライに目を向けたものでした。 雑誌や沢山のパターン集を買い集め、自分で巻いてみたりしました。 あのころは勢力的だったですね〜。 時間も手間も厭わずに我武者羅に巻いたものです。 ロイヤルコーチマン、エルクヘアー・カディス、ヘアーズイヤー・ニンフ、良いですねえ、この響きわ! 新しい種類のフライを巻くと、使ってみたくなり、心の故郷であるフィッシュオン鹿留に直行という具合でした。 今から思うと、あそこでは、まあどんなフライでも釣れるんだ、ということが分かってきました。 いつ行っても釣れるので、心の故郷って呼んでます。 渓流で丸ボで帰ったりした後は、故郷に戻って気持ちを新たにするのです。 ”魚が居れば釣れるんだわ!”とね。 FFが面白くなり、しょっちゅう渓流に出かけるようになると、実釣で使うフライの準備で時間が不足しがちで、とにかく簡単に短時間で巻けるフライが必要になりました。 フライの種類も次第に少なくなり、前日に5ケ位のフライを巻いて出かける、なんてことになって来ました。 こうして、定番といわれるフライに落ち着くというか、巻くのが面倒になるというか・・・。 でも、自然渓流では、やっぱり釣れるフライと、そうでないフライがあるような場面にも遭遇するわけでして、やっぱりフライの本を出してきて巻いてみたりする私なのでした。 懐古調・・・ ヴぁく釣の実績のある私の”ヴぁく釣フライ”が無残にも打ち砕かれたこともありました。 その日は全く釣れず、同行者と渓を遡っておりました。 同行者は、”ここでやってみたら?”と、とあるポイントを譲ってくれました。 ヴぁく釣フライを投げましたが全く反応がありません。 ”ここは居らんで!”と不満げに言うと、”どれどれ”と同行者。 たしか、アダムス・パラシュートの小さいのだったかな、投げると全く同じ場所でパコッと出たじゃ〜あ〜りませんか。 そのときの同行者の自信にま満ちた顔、ショックの大きかったこと。 それまでの自信、自尊心、は何処かに飛んでいってしまったのを記憶しております。 ワシは何のためにここにおるの? それ以来、ヴぁく釣フライはそっとボックス内に忍ばせてはありますが、スタンダード・フライ、実践的パラシュートフライなんぞを準備するようになりました。 ロイヤルコーチマンも自然渓流でよく釣れることは分かってはいるんですが・・・ 今日現在、ワシのフライボックスにあるフライをお見せするのは、こっぱずかしいんですが、まあ、こんなフライでも釣れまっせ的な意味で見ていただければ良いかな、と考えて載せることにしました。 たぶん、なんの参考にもならないと思います。 わっはっは。 自己満足な頁なんです。 ”フライフィッシャーは、あまりフライが沢山あるとどれが良いのか分からなくなる。 Max”
フライ紹介Maxのヴぁく釣フライ このフライの特徴は、下の左側の写真で使っているウィングの素材にあります。 おそらく、Baby Cow Elk(メスの子供エルク)の毛だと思いますが、世界中探しても同じものが見つかりません。 アメリカの友人に頼んでも、これはホック(鹿の膝の毛)だとか、ただのエルク(オスの大人のElk)だとか言って同じ物が見つかりません。 この毛は、根元までの長さが1.5cm位しかないもので、とても柔らかく、エルクと同様にスレッドで閉めるとフレアします。 この毛を使い果たしたことで、このフライは終焉を迎えたのです。 わざとボディに巻き込んだウィングの一部が、テールになったり、足に見えたりというところが味噌なのです。 ”きれいに巻くより雑に巻け!”というワシの教訓(?)はこのフライから生まれました。 Baby Cow Elkの入手先をご存知の方、是非ご一報くださいまし。 もう一つの特徴は、ボディにオストリッチのハールを巻いていることです。 写真右側のボディーがそれです。 特徴: ウィングの水切れが良い(Baby Cow Elkの場合) ホックは水切れ悪くすぐにくっつき合い、浮きが悪くなります。
ライトケイヒル(五つ星) このスタンダードフライは、Maxのフライボックス常駐です。 朝夕のうす暗い時間帯や、流れが黒っぽく見える場所で使うことが多いかな。 そういうところにお魚が居るみたいだし春先の黄色っぽい虫が飛んでいるときなんかに良いんじゃなかろ〜か。 アダムス(五つ星) このスタンダード・フライ、パラシュートは、万人の五つ星フライでしょう。 特徴: スタンダードでもパラシュートでも
ブルーウィング・オリーブ(五つ星) ブルーダンのハックルを巻くと、黒っぽくて細くて人の目には見えにくいんですが、この細い毛が水面にかかわる風情がやけに虫っぽいように思われます。 オリーブのボディーを使うってことは、春先の小カゲロウなんかを意識しているのかな。 ジンジャーハックルの先っぽをV字ウィングにしたスタンダード・フライを、ライズを繰り返していた28cmくらいの山女に食わせたことがあります。 フライ自体の視認性は非常に悪いので、ウイングに白っぽいものを使う必要あり。 特徴: スタンダードでもパラシュートでも
エルクヘア・シャックド・カディス(たまに使う程度) エルクヘア・カディスにシャック(抜け殻)をつけたもの。 脱皮途中のカディスをイメージしたものらしい。 特徴:
サイドワインダー(持ってはいるが、めったに使わない) フライをフライとして楽しむ人はきっとこのフライを巻くんじゃないかな。 ワシも当初、これが巻けなくてはフライマンになれないと錯覚して巻きました。 ウィングにはダックの羽を使うのですが、これを綺麗に巻くには何年も修行を積まないとできません。 巻けたとしても、角度やらなにやらでなかなかまともなものができません。 やっと巻けたと思って使ってみると、ウィングが風車と化し、くるくる回転してティペットに拠りがかかります。 まあ、ティペットの拠りが戻ってフライが動いて生きているようにみえる、なんて効果は期待できますが、フッキングするとプツっと切れます。 また、やっと巻いたという実感からか、使う気になれないんです。 一回釣れるとウィングは確実にパーになります。 だから、ここぞというときに使おうと思っていると、一生使わない、というフライになります。 でも、このフライは、巻けた時にうれしさがこみ上げてきます。 ウィングが破れないように巻くコツは、ダックの羽の柔らかい部分を使うこと、だそうです。 右隣の虫っぽいフライも、ウィングが風車になりやすいです。 ウィングには、荷物用のビニール紐を広げて巻いたものです。 羽がやけにリアルです。 どんなフライも受け付けない止水の局面で効果があがったことがあったかな。 羽をくしゃくしゃにすると、流下してくるハッチしそこなったメイフライによく似ています。 羽に油つけたりして・・・
CDCを使ったフライ CDCダン (よく使う、よく釣れる) このフライは、短時間で巻け、大変巻きやすいので実用的です。 管理釣り場でも自然渓流でも良く釣れます。
CDCウィング (管理釣り場でよく使う) CDC2枚をウィングに使ったもの。 テールにもCDC.
アイカザイム (ikazayim) (すごくよく釣れる) 宮崎さんというフライマンが巻いたのでこの名前になったというフライです。 CDCをハックルのようにして巻きます。
CDCガガンボ(あまり使わない) 長いCDCの毛が、ガガンボの足のように水面で揺らめきます。 下の右のフライは、ウィングに不織布を付けたもの。 フロータントを染み込ませるとペタッと水面にはりついて浮きます。 ニンフ系 定番ヘアーズイヤーニンフ (よく釣れます) ヘアーとはウサギのこと。 イヤーは耳。 ウサギの顔を毛皮ごと剥がしたものが売られており、その耳の部分の毛をカットして糸に寄り付けて巻いたものです。 ウサギの毛は大変しなやかで、水に入るとふわふわと動くので、虫の幼虫(ニンフ)が生きているように見えます。 浮かないようにフックに鉛線を巻いてあります。 多分水中では上下がひっくり返っています。(フックのシャンクに鉛線を巻くから。)
フタスジモンカゲロウ(らしきもの、釣れた事がない) エクステンデッド・ボディーにしたボディーに筋を二本いれたんだが、モンカゲロウの大ハッチに投げてみたが見向きもされなかったのだよ。 モンカゲのハッチは釣れないという、言い伝えがあるのだよ。
フェザントテール・ニンフ (釣れます) このフライは、対象となるカゲロウの名前ではなく、使っている素材であるコックフェザントのテールという名前がついているのは、おかしいね。 沈めて引っ張ればよく釣れます。
フローティング・カディス (釣れます) ハッチ中あるいはハッチし損なったカディスが流れている様を表現しようとしたフライ。 名前不詳 (管理釣り場用) 手芸用のビーズをつけたビーズヘッド。 管理ではよく釣れる。 ウーリーバガー(非常に良く釣れる) ボディーにシェニ-ル、テールはマラブー、頭に長めのダックの羽をソフトハックル風に巻いた。 鉛線巻き。 フライボックスの中には、まだ他にもあるけど、これ以上ご紹介しても参考にならないと思うのでここいらでやめます。 以上 2009.04.02 |
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