お箸を作ろう |
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最終更新日:
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13149 |
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竹・・・なんとすばらしい素材。 竹の用途には限りがない。ロッド作りをしていると、裂いて余ったストリップ(竹片)、端のほうをカットしてでた端材、曲がりなおしで折ってしまったストリップなど、いろいろな余材がでますね。 ゴミだと思えば捨てられるんですが、なぜか竹って捨てにくい・・・ ということで、私はロッド作りを始めてからの竹の端材を未だ捨てられずにいるんです。BFRFに参加していたころ、竹や竹のカンナ屑の有効利用というテーマで議論があったことがありました。 竹炭にする、竹搾液をとる、竹細工を作る、かごを編む、お箸を作る、などなど、沢山のアイデアがでたりしましたね。以前から、私は余材で何かを作ろうと考えてはいましたが、なかなか手がつけられず、今般、腰痛(今回は坐骨神経痛)にたたられたのを機会に、痛みを紛らわすのに丁度良いので、やってみました。お箸作りには、バンブーロッド作りのアイデアがたくさん詰まっています。 例えば、お箸用プレーニング・フォームは、ノードレス・ロッドのストリップ作りに応用できますし、基本的に竹削りはロッド作りと同じです。 ロッド塗装の練習にもなります。 ラッピングしたお箸でラッピングの練習もできますね。 もちろん、六角箸を作っても良いわけですね。ということでロッドを作りたい皆さんのお役に立てるかも知れないと思い、顛末を記すことにしました。 写真は、クリックすると拡大されます。お箸何をするにも、先ず、必要最低限の道具の準備が必要です。 お箸を削るにはお箸のテーパー(太さの推移)を知る必要があります。 傾斜のある土台に乗せ、カンナで削ろうというわけです。そこで台所に行き、引き出しにあったいろんなお箸の太さをノギスで測ったわけです。 家にあったお箸は、男性用、女性用と、太さは違えども一定の法則がありました。 5cm進む毎に1mm細くなるテーパー状になっておりました。 また、男性用のお箸は,長さが23cm、女性用のお箸は20.5cmでした。 取り箸は27cmでした。これを参考にしてプレーニング・フォームの仕様を決めました。 たまたま、残っていた樫の角材があったので、これを使用しました。 お箸のテーパーとプレーニング・フォームの仕様お箸のテーパーとプレーニング・フォームの仕様(xlsファイルです)はここクリックしてご覧ください。プレーニング・フォームを作る削り台を木で作るには、前提があります。 その上でカンナを使いますから、カンナで台まで削ってしまわないか?と疑問を持つ方がおられるはずです。 Grooved Sole Planeという特別なカンナを使いますので、台を削ることはありません。 ロッドを削るためのプレーニング・フォームにも応用が可能です。
竹割り1節間の竹を切りだし、約10mm間隔に割ります。曲がりなおし割った竹をカセットガスコンロの上で焦がさぬように熱し、写真のような矯め木で曲がりや反りを真っ直ぐに直します。平行削り曲がりなおしした竹を四角い平行な角材に削ります。厚みのある竹を削るには、カンナを斜めにして左側を削り次に右側を削り、そして中央を土台と平行に削るようにすると、滑らずに削れます。
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