ワカサギ竿の製作 5 小物 竹のピンセット

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最終更新日:
2019年11月3日(日)
15:18
 
 
3055
本日の日付:
2023年10月1日(日)
17:3
ワカサギ竿の製作 1 竹の素材選び、曲がり直し、スパイン出し
ワカサギ釣りのエサである、さし、や、赤虫をつかむ為のピンセットを竹を削って作りました。



まず、適当な幅(8o位)の竹片を作ります。 太い幅の竹の場合は、半分、またその半分というように割っていき、目標の太さになるまで繰り返します。8o幅で、竹の端っこの部分に剪定鋏で裂け目を作ります。 割り方は、剪定はさみで作った裂け目のうちの中央のものに切り出しナイフを挿入して、少しづつこじる様に(竹を広げるように)して割っていきます。半分づつに割るのは、竹の性質から、片側に力が偏ると次第にそちら側が細く割れてしまうからです。 均等な力を加えるために半分づつに割っていくわけです。 途中で太い細いが生じた場合は、ナイフを太い側に押し付けるようにしてこじ開けていくと、また同じ太さに戻っていきます。 

次に、8o幅の竹片の肉厚を薄くするように半分に裂きます。 裂き方は、割るのと同じように、半分、また半分というようにして次第に薄くしていきます。 2回できれば十分です。 2回できなければ、1回裂くだけにし、あとはナイフで厚みを落とします。

表面をナイフで平らかにします。 指で竹片を曲げてみて程よい弾力になったら、角を落として適当な長さ(ピンセットの長さ)に切ります。2枚1組にして、端っこに傾斜をつけるように削ります。 傾斜部分を接着すると、反対側の端が開くという、松葉のような形になります。接着前に、合わせてみて先端がうまく開き、ピンセットとして使えるかどうか確認します。

接着後、先端部を斜めにカットして、2枚の竹が小さいものでもつまめるように整形すれば完成です。

接着部の根本をライターであぶって反対側にカーブさせると、先端の開きを大きくできます。

2つに割った竹片、エナメル側と内側の竹片のそれぞれから、ピンセットを4組作りました。

手元に赤糸でラップしてアクセントにしました。
ワカサギ竿の製作 2 ガイドの取り付け
ワカサギ竿の製作 3 適合おもりの確認
ワカサギ竿の製作 4 ラップの塗装
ワカサギ竿の製作 5 竹ピンセットの作成
ワカサギ竿の製作 6 グリップの作成1
ワカサギ竿の製作 7 グリップの作成2
 
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